ミニトマト「レジナ」の室内水耕栽培で起きたトラブルと解決法まとめ

トラブル・病害虫対策

室内でミニトマト「レジナ」を育てていると、順調に見えても突然しおれたり、実に傷が出たりすることがあります。

私も完全室内・LEDライトで6株のレジナミックスを育てる実験中に、いくつものトラブルに直面しました。

この記事では、実際に起きた症状・考えられる原因・試した対処法 をまとめます。

初心者でも「慌てず対応できる」参考になれば幸いです。

レジナ栽培で起きたトラブル例

種まきは5月末。花をつけ始めたのは6月末です。
実に色がつき始め、初収穫は8月の上旬でした。

育て方は、3パターンで実験していました。

A)養液がたくさん入る深型水耕 ①②

B)小さなプラカップ水耕 ③

C)ハイドロボールを使った底面給水鉢 ④

容器を変えて育てた実験結果は、こちらにまとめています。
▶︎ どの容器が育てやすい?ミニトマト「レジナ」を深型水耕・プラカップ・鉢植えで比較

右からA/B/Cの容器

そして起きたトラブルは、

  • 葉がしおれる・黄色くなる
  • 実がシワシワになる
  • 根が痛んで株が弱る
  • 実に白っぽい傷がつく

8月下旬にはプラカップ水耕(③株)が枯れ、9月上旬には底面給水鉢(④株)も枯れてしまいました。

また、①②(深型水耕容器)の実に傷ができ、白っぽくなったケースも。

原因① 養液管理のトラブル

水耕栽培では、養液(液体肥料)の状態が株の健康に直結します。

症状

  • 葉がしおれる
  • 実がシワシワする
  • 元気がなくなる

考えられる原因

  • 水切れ
  • 養液が古くなって酸素不足になる
  • 濃度が偏り、根に負担をかける
  • 水温

対策

  • 夏は冷房&サーキュレーター必須(LEDの熱でラックの中が熱くなるので注意)
  • 養液が少ししか入らないものは、毎日の水あげ(③と④)
  • 養液は1〜2週間ごとに全交換(①②の深型水耕)
  • EC値を測定して濃度を調整
     ※EC値について詳しくはこちらの記事に書いています
      ▶︎ ミニトマトの水耕栽培で失敗しない!EC値管理のコツと注意点
  • しおれた葉はカットし、根を軽く洗って復活を待つ
水切れで実も葉も萎れているレジナ

養液の量が少ないものは、水切れを起こしやすい。
かと言って多く入れてしまうと根腐れのリスクが高くなり、調整が難しかったです。
毎日、朝晩のこまめなチェックが必要です。

夏は冷房をつけていてもLEDの下は暑くなってしまい、養液の温度もぬるま湯くらいでした。

養液が多く入るものも、暑い時期は水が傷みやすいですね。
弱っている時は、実際に液肥を全交換したところ、葉が回復し、新しい実をつけ始めました。

原因② 根腐れ・酸欠

容器が小さいと根が密集し、酸素不足から「根腐れ」を起こしやすくなります。

※根腐れについてはこちらの記事を参考にしてくださいね
 ▶︎ 根っこが腐る?水耕栽培で注意すべき「根腐れ」の原因と対策ガイド

症状

  • 根が茶色っぽく変色
  • 茎が弱り、葉が次々枯れる

対策

  • 透明容器は遮光する(藻の発生防止)
  • 根を洗って傷んだ部分を取り除く
  • 必要ならエアレーションで酸素を補う
根腐れしたプラカップのレジナ

小さなプラカップや鉢では根のスペース不足もあり、③④は最終的に枯れてしまいました。

1〜2回の収穫で、数も少なかったです。

原因③ 害虫(アザミウマ)の可能性

①②の実に白っぽい傷が出たとき、調べて分かったのは「アザミウマ(スリップス)」という害虫の存在でした。

アザミウマの特徴

  • 体長1〜2mmほどの小さな虫
  • 花や実に入り込み、汁を吸う
  • 発育サイクルが早く、薬剤耐性を持ちやすい
  • ウイルスを媒介する厄介者

室内栽培での困難

  • 多くの農薬は屋外用で、室内では使用できない
  • 完全に駆除するのは難しい

試した対策

  • 水で洗い流す
  • 天然成分の「ロハピ」を散布

    何度か対策を繰り返すと、①②は元気を取り戻し、新しい実をつけました。
    10月以降も実をつけてくれていますが、傷もなく綺麗な実を収穫できています。
傷だらけのレジナのピンクたち

ちなみに、アザミウマによる傷があったら、食べられるか心配になりますよね?
調べたところ、実を食べても問題はないと確認できました。
実際に食べてみても、見た目が気になるだけで味や食感が特に問題ありませんでした。

※室内栽培での注意すべき虫についても記事にしてあります。
▶︎ 室内栽培なら虫は来ない?実は見えない害虫が大繁殖するリスクも…

プラカップ③と鉢④が枯れた原因を考察

プラカップと鉢で育てたレジナ
  • プラカップ水耕③と底面給水鉢④が相次いで枯れた
  • 病害虫の影響も可能性はあるが、決定的な症状はなし
  • 共通点:小さな容器だった

     → 根のスペース不足で弱りやすかった可能性大

つまり、「小さい容器は実験感覚で育てるには良いが、長期栽培には不向き」と感じました。

特に夏は、養液が多く入るものの方が、暑さの影響を受けにくいと思います。

トラブルから学んだこと

育てていたレジナたち
  • 小さい容器ほどトラブルリスクが高い
  • 養液管理は定期交換とECチェックが必須
  • 害虫(特にアザミウマ)は完全防御が難しいが、洗浄+天然スプレーで抑制できる
  • 実に傷が残っても食べられるので過度に心配はいらない
  • 最後まで安定したのは深型水耕容器 → 初心者はここから挑戦すると安心

初心者が気をつけるべきポイント

使用していた天然スプレーたち
  • 養液はこまめに交換し、濃度をチェック
  • 容器はなるべく大きめを選ぶ(小さいと枯れやすい)
  • 害虫が疑われるときは「水で洗う+天然スプレー」で対応
  • 室温は20〜25℃をキープ

まとめ

実がたくさん収穫できるレジナ

今回のレジナ栽培では、しおれ・根腐れ・実の傷・枯死といったトラブルを経験しました。

しかし、落ち着いて原因を考え、液肥の交換・根の洗浄・天然スプレーなどを行えば、株は回復することもあります。

大切なのは「トラブルは起こるもの」と知っておき、慌てず対応すること。

そうすることで、長く収穫を楽しむこともできます。
11月現在もしっかり収穫できてますよ。

これからレジナを室内で育てる方は、ぜひ今回の体験談をヒントにしてくださいね。

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