「室内栽培って、虫の心配がなくていいよね!」
…そう思って、油断していませんか?
たしかに青虫や毛虫、バッタのような「大きくて目につきやすい虫」は、完全室内ならまず発生しません。 でも、実はごく小さな虫たちが、あなたの栽培スペースをじわじわと侵略しているかもしれないのです。
この記事では、初心者でもわかりやすく、室内栽培で注意すべき虫の種類と対策法を紹介します。私自身の失敗談も交えて、すぐに役立つ情報をまとめました。
見逃しやすい!室内に潜む「超小型害虫」の正体とは?

網戸でも入ってくる!コナジラミ・アブラムシ
窓を開けるとき、網戸をしているから大丈夫…と思っていませんか?
実はコナジラミやアブラムシは、網戸の網目よりも小さいサイズ。
ちょっとした風にのって、簡単に室内へ侵入してしまいます。
特にアブラムシは、繁殖力が非常に高く、一匹入り込んだだけでも数日で大量発生してしまうことも…。
もっと厄介!ハダニ・トマトサビダニ・アザミウマ
これらの虫は、肉眼ではほとんど見えないサイズ。
- ハダニ:葉の裏に潜み、白い斑点や葉の変色を引き起こす
- トマトサビダニ:トマトの茎や花に被害を与える
- アザミウマ(スリップス):葉や花を吸汁し、奇形や病気の原因に
室内は外敵がいない快適な環境なので、いったん入り込まれると一気に増殖→被害拡大という流れになってしまいます。
私の失敗談:まさか「室内で虫被害にあう」とは思ってもいなかった

昨年、室内でイチゴを6株育てていたときのこと。
窓はできるだけ閉めていたし、LEDライトで元気に育っていたはずでした。
ところがある日、葉や茎に小さな粒のようなものがびっしりついているのを発見。
よく見るとそれは、見えにくいけれど明らかに動いている虫たち。
気づいた時には、もう手遅れでした。
ネットで対処法を調べ、室内でも可能な方法として、
・キッチンやお風呂場でシャワーで洗い流す
・イチゴの苗を丸ごと水に浸して、虫を窒息させる方法
など 、色々試してみるも、繁殖スピードの方が早く、段々とイチゴは弱っていきました。
結局、イチゴは全滅…。
虫の存在に気が付いてからは、花も実もつかなくなり、そこからは1粒も収穫できませんでした。
前半、少しだけ収穫できたのは幸いでしたが、正直そんなに早く全滅してしまうと、スーパーでイチゴを買うより高く付きすぎて残念でした。

さらに今年、ミニきゅうりを育てていたときに、葉が変色し始めたんです。
葉の表も裏もくまなくチェックしましたが、見える虫はゼロ。
「気のせいかな?」と思っていたら、隣で育てていた空芯菜がしおれ始め、キッチンの窓辺に置いてある観葉植物まで元気がなくなってきました。
そのとき、目の良い息子が「なんか小さいのが歩いてるよ!」と一言。
犯人は、ハダニでした。
対策に使ってよかった!室内でも安心な2つのスプレー

そんな大失敗から学び、わが家では次の2つのスプレーを導入しました。
① ロハピ|即効性のある殺虫スプレー
- 食品成分100%で作られている安心の虫退治スプレー
- ハダニ・アブラムシ・コナジラミなどに効果あり
- 葉の表裏にしっかりスプレーして対応
室内でも、子どもやペットがいる環境でも安心して使えます。
虫がついているのを見つけたら、即日スプレーで応急処置!
収穫の当日まで使えたり、総使用回数に制限がないので、難しく考えずに使えるところが便利です。
また、特に気になるニオイもありません。
② やさお酢|毎日使えるナチュラルな予防スプレー
- 名前の通り、酢がベースの植物にやさしいスプレー
- 香りもきつくなく、野菜に直接使える
- 虫除けだけでなく、病気予防にも◎
ロハピで撃退した後は、やさお酢で毎日予防ケア。
この2本を使い分けることで、現在は虫によるトラブルは激減しました。
ほんのり酢のニオイはしますが、室内で使っても、そこまで気にならない程度です。
どちらのスプレーも多少ベタつきを感じるので、室内で使うときは、床につかないように100円ショップのレジャーシートを敷いてから使うようにしています。
葉の両面にかけないと効果が減るようなので、しっかりかけると、かなり床がびしょ濡れになります・・・。育てている野菜たちが持ち運べる量なら、キッチンや浴室で作業する方が良いかもしれませんね。
まとめ:完全室内でも「虫ゼロ」は幻想。気づいたときには手遅れかも…

「室内なら虫はいないから大丈夫」…そう思っていた私のような方にこそ、この記事が届いてほしいです。
安心・安全な室内栽培ライフのために、ぜひ今日から『見えない敵』に備えてくださいね。
見落としがちなトラブルといえば、藻の発生も要注意です。
遮光対策のアルミホイルなどは、キラキラがアブラムシなどの虫除けにもなるそうです。
気になる方は合わせて、こちらもチェックしてみてください。
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