初心者必見!水耕栽培で藻が発生する理由と今すぐできる簡単な遮光対策

室内栽培の基礎知識

透明な容器の落とし穴?綺麗な見た目が藻の温床に!

水耕栽培を始めるとき、スタバの空き容器などの透明なプラコップやタッパー、ペットボトルなどを選ぶ方は多いと思います。用意しやすいですしね。
中の根っこや水の状態が見えて、育っていく様子もわかりやすいし、何より見た目が綺麗ですよね。

でも、これは見た目重視の落とし穴・・・だったりします。

最初はクリアだった水が、数日でうっすら白く濁ったり、緑がかってきたり…。
これ、実は「藻(も)」が増えている状態なんです!

この記事では、「藻」が増えることのデメリットや対策についてを詳しくお伝えします。

水が緑色になるのはなぜ?藻が増える仕組みを解説

藻は目に見えないくらい小さなものからスタートし、環境が整っていると一気に増殖します。
完全室内だからこそ油断してしまいがち。
でも、LEDライトと透明容器の組み合わせは藻が大好きな環境なのです。

藻が育つために必要なのは、次の2つ

  • 光(特にLEDなどの強い光)
  • 栄養分(液体肥料など)

この2つが揃うと、藻はどんどん光合成して増えていきます。
さらに、透明な容器では水の中に直接光が入り込み、根の周りや容器の内側、スポンジの側面などに藻がびっしりと付着することも。

このまま放置すると…水が鮮やかなグリーンに変わるだけでなく、野菜に悪影響を及ぼします。

放っておくとどうなる?藻の影響とデメリット

藻が発生しても、最初は「ちょっと水が濁ったかな?」程度。
でも次第に次のような問題が出てきます。

❌ 根っこが藻に覆われて呼吸しにくくなる

植物の根は酸素も吸っています。
藻がびっしりつくと通気性が悪くなり、根腐れや生育不良につながります。

❌ 水質が悪化し、野菜が弱る

藻が繁殖しすぎると水中の酸素バランスやpHが崩れ、野菜の元気がなくなることがあります。

❌ 掃除が手間で、やる気が落ちる

容器の内側や根にびっしり付いた藻を落とす作業は、思った以上にストレスです。
水もヌルヌルしていて、衛生面も気になります。

藻を防ぐには?遮光がとにかく大事!

藻の一番の好物は「光」。 つまり、光を遮ってあげるだけで、かなりの予防ができるのです。

おすすめの遮光アイテム

  • アルミホイル、アルミシート:コスパ抜群。巻くだけで遮光できます。反射効果で保温にも◎
  • 黒いゴミ袋(内側に使う):上手に取り付けると以外にスッキリ
  • 布や紙袋:簡単に覆うだけでも一定の効果あり

遮光のやり方

  • 容器の側面・底をぐるっと覆う(光が入らないように)
  • スポンジや苗の上の部分は開けてOK(光合成のため)

とにかく水に光が当たらないようにすることが最重要です。

藻が出てしまったときの対処法

それでも、つい遮光が甘くなったり、忙しくて放置してしまったり…藻が出てしまうこともありますよね。 そんなときは、以下の手順で対処しましょ!

🌿 藻の除去手順

  • 水を全て交換
  • 容器の内側をスポンジや指で優しくこする
  • 根についた藻も、指や流水で優しく洗う

※ 強くこすりすぎると根を傷めるので注意。
※ ぬるま湯ではなく、水で洗いましょう(藻が落ちやすくなります)

藻はツルっとしていて、実は簡単に落ちます。でも…やっぱり面倒。
だからこそ、「発生させない=遮光」がいちばんラクなんです。

実際にやってわかった!遮光を後回しにしたらこうなった

私も、「ちょっとくらい大丈夫かな…」と透明なタッパーでスタート。
でも数日後、水が緑っぽくなり、よく見たら根の周りがヌルヌルに…。
重い腰を上げて掃除してみたら、藻のにおいとヌルつきに気分も下がりました。


1、2個なら、さっと終わる程度なのですが、複数あると藻の掃除だけで結構な作業量になります。
本当に大変ですし、面倒ですし、気持ち悪い・・・。

今では新しい容器を用意したら、できるだけ最初にアルミホイルを巻くようにしています。
ほんのひと手間で、トラブル知らずになりますよ。

でも、分かってるのに、そのまま透明容器でとりあえず・・・とスタートして、また藻の掃除で「うぇ〜」ってなってます。

最後に:初心者でも失敗しない遮光チェックリスト

✔️チェック項目

内容

容器の側面は遮光できている?

光が水に直接当たらないようにする

不透明な容器を使っている?

透明タッパーよりも安心

水が濁ったり緑色になってない?

毎日チェックしよう

根やスポンジに異物がない?

藻がつきはじめたら早めの対処を

清潔な状態を保てている?

水は定期的に交換、容器も洗う


私のおすすめの容器は、透明や白よりも黒またはダークカラー!

プラカップやペットボトルなら外側にアルミシートやアルミホイルを巻くことが多いです。


タッパーや味噌のカップを使う時は、内側に黒のゴミ袋をはめるのも簡単でおすすめ。
しかも、ゴミ袋なら、片付けの時に中の液肥を捨てて、そのゴミ袋に全部入れて捨てられますよ!

まとめ

透明な容器は見た目は良くても、藻の発生リスクが高いのが現実。
でも、遮光を意識するだけで、トラブルをほぼ防げるというのは初心者にとって嬉しいポイントです。

たった数分の工夫で、後の手間やストレスが減るなら、やらない手はありません。
ぜひ今日から、遮光対策を取り入れて快適なLED水耕ライフを楽しんでください🌱

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