初めての室内栽培で494個!? LED水耕でミニトマトが大豊作になった話

野菜別育て方

こんにちは!今日は、私が完全室内・LEDライトだけでミニトマトを育て、なんと494個も収穫できたお話をお届けします。実は私、虫が大の苦手で、家の日当たりも最悪……。

それでも、子どもと一緒に野菜を育ててみたかった。
そして、どうせ育てるなら野菜嫌いのうちの子でも「食べられて」「家族で楽しめる」ものがいい。
そうしてたどり着いたのが、矮性ミニトマトの室内水耕栽培でした。

なぜ「ミニトマト」だったのか?

我が家の子どもはかなりの野菜嫌い。

でも、なぜかミニトマトだけはパクパク食べてくれるんです。
しかも「収穫体験」と組み合わせれば、ちょっとした家庭イベントにもなりそう。

そのうえミニトマトは、比較的育てやすい野菜と聞いていたので、「これなら初心者の私にもできるかも?」と期待を込めてスタートしました。

栽培スタート!背丈との戦いが始まる

トマトって、実は意外と背が高くなるんですよね。
事前にネットで色々情報を集めて、背が高くならないという、できるだけコンパクトに育つ「矮性品種」を探していました。

ところが、探し始めたのが5月末で、最初はYouTubeのあたまるさんが紹介していた「ビトント」という品種を探していたのですが、見つからず…。
近所のホームセンターやネットを探してみても、なかなか見つけられませんでした。
代わりに、メルカリで「マンマミーア」という矮性ミニトマトの苗を発見。

・場所いらず! ・支柱いらず! ・手間いらず!
・完全放任! ・脇芽とり不要! ・取れすぎ注意!
・背丈が大きくならない ・甘い!

というキャッチコピーがついた品種だそう。即購入しました。

コンパクトに育つはず…だったのですが、届いた苗はすでに30cm以上の高さがあり、花も咲いていました。

鉢の高さを入れると、あまり余裕がない・・・。

私の予定では、高さ90cmのメタルラックに収まるはずだったのに、数週間後には完全にオーバー。
左右にも前にもはみ出す枝葉。最終的にはラックから出し入れもできず、「トマトジャングル」と化しました(笑)

完全初心者の私が実践した!室内×LED栽培の設備と工夫

【使用した環境と道具】

  • ラック:メタルラック 高さ90cm×幅40cm×奥行30cm(2段)
  • LEDライト:パネル型(植物育成用)を上段から吊るす形で使用
  • 培地:バーミキュライト・パーライト・鉢底石代わりのハイドロボールの3層構造
  • 鉢:7号鉢+底面給水
  • 肥料:微粉ハイポネックス
  • 着果促進:トマトトーン(開花時にスプレー)

特にこだわったのは培地の構造。動画で見た「ミルフィーユ状に培地を層にして、根詰まりと酸欠を防ぐ」方法を真似しました。バーミキュライトが保水、パーライトとハイドロボールが排水の役目を果たしてくれて、根の健康をキープ!

層と層の間にはキッチンダスターを入れ、根っこが鉢の底から飛び出さず、できるだけ上の層にとどまってくれるという工夫もやってみました。

ラックは2段タイプでしたが、真ん中の棚を外し、それでギリギリ・・・という感じです。

花が咲き始めた頃

また、開花時には「トマトトーン」というホルモン剤も使用。
大きなスプレーボトルでは消費しきれないので、小さなボトルの原液タイプを購入。
薄めて使うので、濃度やタイミングに注意が必要。
開花前後のたった数日の間しか効果がないので、最初はめちゃくちゃ緊張しました。

思ったより難しい?でも面白い!

  • 室内とはいえ、温度や湿度、光の量にも注意が必要。
  • 葉に斑点が出たり、花が落ちたり、ハダニや病気の不安も。
  • それでも、トマトが1つずつ赤くなるたび、喜びはひとしお!
  • ラックの大きさからはみ出し過ぎた枝のみカット!

初めてなので、病気や虫の心配をしたりはしましたが、栽培終了まで大きな問題は起きませんでした。
基本的には肥料を溶かした水を与えて、花が咲いたら綿棒で撫でて受粉を促すくらいの作業です。
途中からは、小さな扇風機を設置し、受粉作業もしませんでした。

成長スピードが早く、日々の変化を感じられるので、子どもと一緒に観察するのがとても楽しかったです。毎朝の「トマトチェック」が家族の日課になりました。

子どもと一緒にトマト狩り体験!?

おうちでミニトマト狩り体験

「赤くなってきたよ!」「これ収穫していい?」と、子どもが毎日ワクワクして覗き込む姿を見るたびに、室内栽培にして本当によかったと感じました。

収穫したミニトマトを晩ごはんに出すと、自分で採ったものは格別なようで、普段食べない量をペロリ!

「デベソみたいなトマトだ〜!」なんて笑いながら、自分で選んで、採って、食べる。
そんな体験ができたことが、今回の一番の収穫かもしれません。

気になる収穫量は…?

房どりできるほど大収穫

育てた期間は約4ヶ月(6月〜10月)。収穫が始まったのは7月から。
最終的には……

なんと 合計494個!!!

月ごとの収穫数はこちら

想像以上の収穫量に、自分でもびっくりしています。

脇芽から第二世代も誕生!

成長しすぎた脇芽をカットし、水につけておいたところ……

数日後には根が出てきて、そこからまた花が咲き、実ができて。

結果、脇芽から育てた“二代目ミニトマト”でも収穫に成功しました。こんなに簡単に増やせるなんて、正直トマトの生命力に驚きました。

室内ミニトマト栽培まとめ

良かった点

  • 虫ゼロで安心&衛生的
  • 子どもが喜んで野菜に触れてくれる
  • 自分で育てた野菜は、子どもも食べてくれる
  • 水耕栽培は意外と手間がかからない

注意点・反省点

  • 想像以上に背丈が伸びる(矮性でも)
  • スペースに余裕を持って設計するべし
  • トマトトーンなどのホルモン剤は使い方に注意

次は「種から矮性ミニトマト」に挑戦します!

今回の成功体験を踏まえて、次は種から育てるミニトマトにチャレンジ予定です。
LED×室内栽培でも、ここまで楽しめる!ということが伝われば嬉しいです😊

「私にもできるかも」と思った方、ぜひ試してみてくださいね。

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