【完全室内×LED】ベビーリーフ水耕栽培30日間の成長記録|初心者でも育てやすい理由

野菜別育て方

ベビーリーフは室内栽培に最適な葉物野菜

虫が苦手、日当たりが悪い部屋、でも野菜を育ててみたい。
そんな方にぴったりなのが「ベビーリーフの水耕栽培」です。

小さな葉のうちに食べるため、発芽から収穫までが早く、栽培スペースもとらずに育てられます。 今回は、私が実際に完全室内・LEDライト使用で30日間育てたベビーリーフの記録を、写真付きで紹介します。

栽培環境と使った道具

今回使ったベビーリーフの種袋。カラフルで美味しいのでおすすめ
  • 場所:リビングの室内(窓からは離れた場所)、2段メタルラック使用
  • 光源:植物育成LEDライト(8000〜15000ルクス)
  • 培地:スポンジ(黒がおすすめ)、バーミキュライト(大粒)
  • 容器:豆腐パック、味噌のカップ、使い捨てミニトマト容器
  • 肥料:微粉ハイポネックス(液体肥料)
  • 遮光対策:黒いゴミ袋やアルミで容器を覆う

スポンジは白やカラーより、黒がおすすめ。育てる途中で藻で緑になったり、茶色っぽく変色したりと汚くなってしまいます。気にならなければ、何色でも。
黒にすると、水面に対しての遮光にもなるので、私はできるだけ黒を使うようにしています。

光を遮ることで藻(も)の発生を防ぐ効果があります。
遮光の工夫についてはこちらの記事【初心者向け】水耕栽培の藻を防ぐ遮光の工夫と注意点で詳しく紹介しています。

【実録】ベビーリーフの30日間成長記録

● 0日目(7/2)種まき

スポンジにたっぷり水を含ませてから、種をバラまき。種同士の間隔は5mmくらいあくように、爪楊枝やピンセットで整えます。 トレイやタッパーなどにスポンジを置き、スポンジの高さまで水を注ぎます。

軽く霧吹きして保湿。タネが乾かないように。

軽くラップをして、LEDライトを照射。芽が出るまでは、毎日霧吹きしたり、水を足します。

観察メモ: 種は少し多めに蒔いた方が、発芽率が低かったときの保険になります。


● 1日目(7/3)早くも発芽の兆し

わずか1日で、種の殻が割れてきたのが確認できました。 夏場は気温が高いため、発芽スピードが非常に早いです。


● 2日目(7/4)発芽!

ほとんどの種から芽が出ました。双葉がしっかりと見えるように。 特に最初に光量が必要なので、ライトに少し近づくように台などを置いて高さを調整。

ベビーリーフの芽が出てきた

注意: ここで光量が足りないと「徒長」しやすくなります。
【図解あり】徒長の原因と対処法を初心者向けに解説に詳しく書きました。


● 12日目(7/14)根っこを伸ばすため容器変更と第2弾の種まき

根が伸びてきたので、容器を変更して液肥に切り替える準備。 豆腐のカップの底をくりぬき、そこにスポンジをセット。味噌カップに移動し、水位は豆腐のカップに付くくらい。

根っこが伸びてきたら、水位を徐々に下げてOK

同時に、第2弾の種まきも開始。スポンジは黒。

気づき: 液肥がスポンジに触れると藻が発生しやすくなるので、根が伸びるまで水のみで育てるのがコツ。


● 17日目(7/19)液肥に切り替え

第2弾の芽も順調に伸び、液肥スタート。水位は根の下1/3までに設定。
味噌カップには遮光対策を。

黒いビニール袋で遮光対策

この時期から、葉の緑がぐっと濃くなり始めました


● 20日目(7/22)ふさふさしてきた!

葉が重なり、まるで小さなブーケのように。

グリーン以外の葉もあるベビーリーフだと可愛いです

● 25日目(7/27)第3弾:バーミキュライトで種まき

Amazonで購入した大粒のバーミキュライトを初使用。 根の間に空気が入りやすく、水はけも良い印象。

比較メモ: ダイソーのバーミキュライトは砂のように細かく、通常の苗作りには良いですが、そのまま移動させずに育てるなら、大粒の方が扱いやすいと感じました。


● 27日目(7/29)少しだけ収穫

最初に蒔いた分がかなり育ったので、レタスと一緒にちょこっと収穫。

日にちをずらして種まきすると成長の差がわかりやすい

● 30日目(8/1)混み合ってきたので間引き

第三弾の種まき分をピンセットで優しく間引き、ハイドロボールに引っ越し。

気づき:
葉が密集してくると通気性が悪くなる→根腐れの原因にも。早めの間引きが大事。

【初心者必見】水耕栽培の根腐れを防ぐ方法と正しい水位管理について、こちらに書いています。


● 31〜32日目(8/2〜3)さらに間引き・株間確保

第一弾と第二弾は、少しずつ収穫しています。
第三弾はしっかり株間を取って、葉がのびのび育つように整えました。


栽培を通して学んだこと・気づき

LEDライトを取り付けたメタルラックで育てています
  • 根が伸びてから液肥に切り替えるとスポンジに藻が発生しにくい
  • 株が密集してきたら、間引きを恐れずに実行!
  • 培地は黒スポンジ+遮光袋で藻をかなり防げる
  • バーミキュライトは粒の大きさによって水持ち・根の育ちが変わる

間引きはバーミキュライトの時は、植え替えをして増やしてますが、スポンジの場合は摘み取って、サラダに混ぜていただいています。

育ててみると、スポンジでもバーミキュライトでも育てやすいので、あまり培地を選ばないのだなと感じました。

まとめ:ベビーリーフは繰り返し育てて楽しい!

第三弾の種まき分、8/7現在でこんなに育ちました。

30日間、室内でLEDライトだけを使って育てたベビーリーフ。土を使わず、虫も来ず、リビングで育つのを見守るのはとても楽しい経験でした。

種まきを数日ずつずらせば、常に食べごろのベビーリーフが楽しめる循環栽培もできます。 完全室内でも、工夫すれば野菜はしっかり育ちます。 ぜひ、あなたもチャレンジしてみてください。


💡 初心者向けの育て方をステップで知りたい方はこちらの記事
【初心者向け】室内LEDでベビーリーフを育てる方法|30日で食卓へ も見てくださいね。

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