ミニトマトの根が茶色い?水耕栽培で起こる「根腐れ」の原因と対策を徹底解説!

トラブル・病害虫対策

ミニトマトの元気がない…もしかして「根腐れ」かも?

完全室内で育てられる水耕栽培のミニトマト。
「虫が来ない」「日当たりを気にしなくていい」そんなメリットに惹かれて始めた方も多いはず。

でもある日、葉っぱが急にしおれてしまうことがあります。
そんな時にまず確認してほしいのが「根っこ」。

もし茶色く変色していたら、それは「根腐れ」が起きているサインかもしれません!

根腐れって何?放置するとどうなるの?

見逃しやすい初期サイン

根腐れは、根の先からじわじわと進行します。
最初は「少し元気がないかな?」程度ですが、そのまま放っておくと葉がしおれたり、茎までぐったりしてしまうことも。

放置するとどうなる?

根が正常に働かなくなると、水や養分を吸収できなくなり、最終的には枯れてしまいます。
特に水耕栽培では一気に広がりやすく、要注意です。

根腐れが起こる原因とは?

酸素不足と水の腐敗

水耕栽培では、土の代わりに水を使うため、根に届く酸素が少なくなりがちです。
水がよどんだ状態になると酸素が減り、根が腐りやすくなります。

容器のサイズや水量の影響

根腐れを防ぐには、ある程度の水量が必要です。
容器が小さすぎると水がすぐに汚れたり、根が蒸れやすくなります。

液体肥料の交換頻度

液体肥料を継ぎ足すだけで済ませていませんか?
古くなった液体は濁りやすく、根を傷める原因になります。

エアレーションの有無

水に酸素を供給するエアレーション(ブクブク)があるかないかで、根の健康状態は大きく変わります。

実体験から学ぶ!我が家の3つの栽培スタイルと根の状態

①深型ゴミ箱容器(7.7Lサイズのもの)

  • 容量:約2〜3L
  • 特徴:週1で液肥継ぎ足し、2週に1度全交換
  • 状態:根は真っ白で元気いっぱい!

②ハイドロボール鉢(直径13cm)

  • 容量:受け皿に少量
  • 特徴:1〜2日に1回、少量ずつ液肥を追加
  • 状態:根腐れなし、適度に乾湿のバランスが◎

③小型プラカップ(約400mlサイズのもの)

  • 容量:120mlほど、根の1/3だけ液に浸す
  • 特徴:2日に1度継ぎ足し ▶︎突然のしおれ
  • 状態:根が薄茶色でぬるぬる…根腐れ発生!

根腐れの対処法 初心者でもできる回復ステップ

根っこが白ではなく、うす茶色や茶色になってたら、すぐに下記の方法で対処してみてください。

  • 根を傷めないよう流水でやさしく洗う
  • 液体肥料をすべて捨てて、新しく作り直す
  • 容器をしっかり洗う

この工程を週2〜3回ほど続けたところ、葉の張りが戻り、根も少しずつ白くなってきました。

ただ、手遅れになってしまった時は、液肥を交換しても萎れが戻らず、枯れてしまいまいました・・・。

一番良いのは、根腐れにならないようにすること、早く気がつけるようにチェックをこまめにすることですよね。

根腐れを防ぐためにできる5つのこと

根腐れを防ぐために、育て始める時から対策しておけば安心です。
5つのポイントをまず試してみてください。

  1. 水に全体を浸さず、根の1/3程度がベスト
  2. 容器はできるだけ大きめに
  3. エアレーション付き容器を使うと酸素量が安定
  4. 液肥は遮光する(光が当たると雑菌が繁殖しやすくなる)
  5. 少量容器では、毎日か2日に一度は水の全交換を

遮光については、こちらの記事を参考にしてください。

初心者が選ぶべき栽培容器は?

エアレーション付きのLED水耕栽培キット(例:ミニヒメ栽培)では根腐れ知らずで、いつも根が真っ白。 液肥の継ぎ足しと月に1〜2回の液肥全交換だけで手間なしで、とっても管理がラクです。

一方、コストを抑えたいなら容量が大きめの容器を活用し、水交換をこまめにするだけでも十分対策になります。

💡小さな容器で育てる場合も、毎日のチェックと液肥の管理で立派に育てられます。
他の容器より、少々手間はかかるので、ズボラな私には向かないかも・・・と思っています。

育て方に正解は一つではありませんが、「根を元気に保つ」ことが、ミニトマトをたくさん収穫する第一歩ですね。


ミニトマトをたくさん収穫するためには、こちらも重要です。


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