室内で野菜を育てるとき、「どの野菜がLEDライトで育てやすいか」を知っておくことはとても大切です。
水耕栽培ってどうやって始めるの?」という方は、まずこちらを参考にしてください
▶︎ 水耕栽培の始め方完全ガイド
特に初心者の場合、光量が足りなくて生育不良になったり、思ったように収穫できないこともあります。
この記事では、光量(ルクス)ごとに育てやすい野菜を一覧で紹介します。
実際にLED栽培を経験してわかった、現実的な光量目安や品種例も交えて解説します。
LEDライト栽培で失敗しないための「野菜選び」
植物は種類によって必要な光の強さが異なります。
葉を食べる野菜は比較的少ない光でも育ちますが、花を咲かせて実をつける野菜は強い光が必要です。
光量不足で起こる失敗例
- 茎がヒョロヒョロに伸びる(徒長)
- 葉の色が薄くなる
- 実がつかない、味が落ちる
光が足りないと起こる「徒長」については、こちらで詳しく解説しています
▶︎ 室内栽培で野菜が徒長する原因と対策
光量(ルクス)の基本はこちらの記事にまとめています
▶︎ 室内栽培で失敗しないために!初心者にもわかる『ルクス』の基本
光量(ルクス)別おすすめ野菜一覧表
必要光量(ルクス) | 野菜例 | 特徴 |
---|---|---|
〜10,000 | ベビーリーフ、スプラウト、豆苗、リーフレタス | 栽培期間が短く、発芽率が高い。栽培期間が短く、失敗しにくい。 |
10,000〜15,000 | バジル、ルッコラ、小松菜、ほうれん草 | 葉が肉厚になり、味も濃くなる。色ツヤが良くなる |
15,000〜30,000 | ミニトマト、ミニきゅうり、パプリカ、いちご | 花や実をつけるために強光必須。味の乗りにも影響 |
低光量(〜10,000ルクス)で育てやすい野菜

特徴
- 発芽から収穫まで2〜4週間程度と短い
- 狭いスペースでも栽培可能
- 光量が少なくても失敗が少ない
おすすめ品種例
- ベビーリーフミックス
- 豆苗
- リーフレタス(小ぶりでも十分育つ)
補足として、栽培スケジュールが気になる方は私が育てた日記ベースのベビーリーフ水耕栽培30日間の成長記録も参考にしていただけます。
中光量(10,000〜20,000ルクス)で育てやすい野菜

特徴
- 葉を厚く育てたい野菜向け
- 光量不足だと香りや味が落ちる
おすすめ品種例
- 小松菜
- ルッコラ
- ほうれん草
- チマ・サンチュ
- リーフレタス(このくらいの光ならしっかり育つ)
- バジル(香りを出すには十分な光量が必要)
高光量(15,000ルクス〜)が必要な野菜

特徴
- 花を咲かせ、実をつけるために強い光が必要
- 光不足だと着果不良・味の低下が起きやすい
- 光が強い分、温度・水分管理も重要
おすすめ品種例
- 矮性ミニトマト(マンマミーア、レジナ)
- ミニきゅうり
- ミニなす
- オクラ
🍅室内向けミニトマト、品種の比較ならこちらです
🥒ミニきゅうりは
室内でミニきゅうりを水耕栽培する方法とコツで詳しく解説しています。
まずは低〜中光量から始めるのがおすすめ
- 設備がシンプルで済む
- 成長が早く達成感を得やすい
- 光量管理がラク
いきなり高光量野菜に挑戦すると、光量・肥料・温度管理が難しくなります。
まずは葉物からスタートし、徐々にステップアップしましょう。
栽培を快適にする豆知識
- 光の色の違い(赤:開花促進、青:葉の成長、白:バランス)
詳しくは、こちらの記事にまとめました
- 種の性質(好光性/嫌光性)→ 好光性と嫌光性の種の違い
まとめ

LEDライトでの室内栽培を成功させるには、まず育てたい野菜に合った光量を確保することが第一歩です。 初心者さんは低〜中光量で育つ葉物野菜からスタートすると失敗が少なく、栽培の楽しさを実感しやすくなります。
慣れてきたら、高光量が必要なミニトマトやきゅうりにも挑戦してみてくださいね。 光量をコントロールできれば、日当たりの悪い部屋でも新鮮な野菜を一年中収穫する生活が可能なので、とっても楽しいですよ。
光量に合わせた野菜選びの次は、実際の栽培や具体的な品種選びへステップアップ!
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